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脅威的な存在 (シリアスプレイヤー)

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section translated from the Los Angeles Times

By John M. Glionna and Charles Ornstein, Los Angeles Times Staff Writers
May 30, 2008

A TIMES INVESTIGATION

脅威的な存在
(シリアスプレイヤー)

2001年5月18日、後藤忠政は日本航空0062に乗 り、成田空港を発ち、息子の正人とともにロスアンゼルス ヘと向かった。 後藤の弁護士を務める牧義行への、彼の東京の事務所で先 週行われたインタビューによると、後藤、現在65歳、は 当時C型肝炎を患い、癌へと変異する事を恐れていた。肝臓 ドナーは日本国内では深刻に不足しているため、多くの患 者は治療を求めて外国へ行く必要があると感じている。 スターンによると、FBIは後藤のカリフォルニア大学ロスア ンゼルス校(UCLA)での手術自体に対しては補助しなかった が、後藤のアメリカへの入国に際しては補助をした。FBIは 暴力団に関する情報を出し渋る日本当局に対して長い間不 満を持っていたからだ。 『アメリカ当局にとって、犯罪捜査情報を日本当局から引 き出す事は、歯をひっこ抜くようなものだ(そのくらい大 変だ)。』とジャーナリストでUniversity of California Press から出版された“Yakuza: Japanʼs Criminal Underground” の著者の一人デービッド ・カプラン(David Kaplan)は言う。 カプランは彼の著書の中で後藤組を山口組の一派と紹介す る。インタビューの中でカプランは後藤はヤクザの中でも 脅威的な存在(a serious player)であると言う。彼によると、 後藤組は特に残酷で暴力的である事で知られている。 ジャパンタイムスの記事によると、以前、古参のメンバーの 一人と関連団体の一人に、ヤクザを横暴な者たちと映画で 表した日本の映画監督を1992に斬りつけた事で有罪判 決が下っている。ただ、後藤自身の関与は公式には挙げら れなかった。 後藤は2001年7月移植手術に成功した。牧によると、 後藤は交通事故で亡くなった青年の肝臓を移植された。 「後藤は今60歳だが、彼の肝臓はまだ若い。」と牧は言 う。 移植から数年後の2006年5月、後藤は不動産詐欺の容 疑で逮捕された。 牧によると、彼と他の弁護士たちは後藤は取り調べに耐え られないのではないかと心配していた。後藤は肝臓の他 に、心臓病、高血圧そして糖尿病を患っていた。 弁護士たちは後藤が即釈放されるよう求めたが、当局はそ の要求を退けた、と牧は言う。弁護士たちは後藤は正確な 時間に薬を投与されなければならないとも言ったが、それ すらも引き受けられなかった。「後藤は食欲をなくし、酷 い頭痛に苦しみ、膿が出るまで腕を掻き続け、そして吐き 出していていた。」 牧はこのインタービューで日本の検察に対する批判を表す と言う。検察官たちは後藤の体調の悪さを悪用し、下地の ない容疑から有罪判決を得ようとした、と信じると牧は言 う。 牧によると、ブスッティル(Busuttil)医師と東京大学病院と 東京の昭和大学病院からの医師たちが後藤を診察し、外部 での治療のため後藤が釈放される事を勧めた。 2006年5月24日、逮捕から16日後、裁判所は後藤 の保釈と入院を認めた。 今年の3月後藤へ無罪判決が下った。 「UCLAの医師(ブスッティル)が後藤の拘留中診察し、更にもう一度後藤の無罪判決が決まった一週間後診察し た。」牧は言う。 匿名での取材を許可した当局関係者は後藤の犯罪歴は懲役 刑を含むと言う。ただ、後藤の傷害容疑への有罪判決は30年も前の話で他の犯罪は若い時に行われたものだ、と牧 は言う。 日本での裁判記録は検察によって保管され、部外者には通 常公開されない。 日本最大の新聞社読売新聞の元記者、ジェイク・アデルス タインは後藤の肝移植に関する情報を2005年頃に取得 した。ところが、数日間取材を進める最中、何人かの男た ちがアデルスタインを訪ね、「記事を消すか、お前が消さ れるか」と言い残した、とアデルスタインはインター ビューの中で言う。 アデルスタインはそのネタを新聞記者として追い求め続け はしなかったが、彼はそれに関する記事をワシントンポス トの解説欄に最近出した (*LA TIMESの記事より前)。 アデルスタインは一連の出来事に関してして彼の近日出版 予定の著書の中でもっと深く触れる、と言う。

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